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Eye Camp 2009

海外での野外開眼手術活動

今回のアイキャンプは2008年12月31日から2009年1月2日までの3日間、初めての地、西ネパールサリヤン郡のサリヤンで行われました。

2009年1月 ネパールでのアイキャンプ活動

ネパールの首都、カトマンズからサリヤンまで車で移動すると、まる一日かかるということで途中のバイラワまで飛行機(プロペラ機)で30分、 バイラワから目的地サリヤンまで車で8時間を費やした。このうち3時間は全く舗装のないでこぼこ道でサリヤンに着いた時はすでに体がガタガタであった(53才の私にとって大変こたえました)。

活動風景
活動風景
活動風景
活動風景
活動風景
活動風景

アイキャンプはトリブバン大学サリヤン分校を借りて行われました。

サリヤンは昨年まで行っていたチャリコットと比べ、町も小さく、ヒマラヤの山並もはるか遠くに少し見える程度だったが、 目立つものがあまりない分、「アイキャンプに来ている」という気持ちにさせてくれる所であった。

今回は手術件数が多いということで手術顕微鏡は日本人チームが3台、ネパール人チームが1台の計4台を使用しました。結構大がかりな内容です。

白内障手術件数は3日間で209眼におよび、外来患者数は1207人にのぼりました。わたしたちのアイキャンプの重要性を感じる数字だと思います。

活動風景
活動風景
活動風景

本当にこのアイキャンプの重要性を考えると共に、関係機関の皆様とAOCAのスタッフ、現地のお手伝いをして下さったネパールの皆さん。そしてこのアイキャンプを支え、関わって下さった全ての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

活動風景
活動風景
活動風景
活動風景
活動風景
活動風景

写真撮影 植田良樹 医師

アジア眼科医療協力会には、協会専属の医師は一人もおりません。皆、所属する施設(開業医や勤務医など)があるため、アイキャンプは年末年始の施設の休みを利用して行います。準備はアジア眼科医療協力会の事務局が中心に、数ヶ月前から準備にかかります。

アイキャンプ地の決定
スケジュールの調整
各メーカー様への協力依頼
渡航手続き
など、国内のみならず、ネパール側での調整も多々あります。

各メーカー様から、ご寄付頂いた薬剤や器具を、アイキャンプに持参するのも一苦労です。関西空港では、超過料金を少しでも節約するため、機内に持ち込めるよう外箱から中身を取り出しカバンに詰め込みました。

活動風景
活動風景
活動風景

ネパールに着いてからも、車の屋根に全ての荷物を積み込み、悪路を揺られアイキャンプ地に移動します。高速道路は首都のカトマンズ周辺の一部だけしか整備されておらず、地方の田舎道はほとんどが舗装もされていない悪路続きです。

活動風景
活動風景
活動風景

アイキャンプ地には、病院などがない田舎町で行うため、学校などを借りて、診察室、手術室、病棟にしなければなりません、これも我々の仕事です。

活動風景
活動風景
活動風景

ネパールは電気事情が悪く、停電が良くおこります。手術には発電機を利用して電気を確保しています。宿に帰るとローソクの明かりだけが頼りです(ロマンチックですよね?)。

基本的に食事は毎回下記のような感じです。美味しいのですが、あまり変化が無いのですぐに飽きてしまいます(笑)。

活動風景
活動風景
活動風景
活動風景
活動風景
活動風景

写真撮影 植田良樹 医師