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Myopine

What is Myopine

Myopine(マイオピン)は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的にアトロピンを0.025%配合させた点眼薬で、Singapore National Eye Centre(SNEC:シンガポール国立眼科センター)の研究に基づいて開発されています。

近視の進行を抑制することが大切な理由

子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。 近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

Myopine(マイオピン)点眼薬とは
ピント位置

治療の対象となる方

  • 6歳〜12歳の方
  • 弱い近視の方

治療に関しての注意点

  • 点眼薬1本(5㎖)は両眼用で1ヶ月分となります。
  • 点眼薬のみのお渡しは出来ません。必ず診察が必要です。
  • 3ヶ月に1回、検査と診察が必要です。
  • 処方の際は最低2年間使用を継続することをおすすめします。
  • 保険適用外(自費診療)となるため保険診療と同日に処方が出来ません。後日点眼薬を処方します。

Surgical Expenses

点眼薬代 4,000円(税込)
診察・検査代 3,000円(税込)

Q&A

Q. マイオピンは安全ですか?
シンガポール国立眼科センター(SNEC)の研究によりますと、アトロピン0.025%点眼薬を2年間継続した研究結果の安全性については、以下の報告がありました。
アレルギー性結膜炎及び皮膚炎の報告はありませんでした。
眼圧(IOP:Intraocular eye pressure)に影響を与えないとの報告でした。
白内障を形成するとの報告はありませんでした。
点眼終了後も目の遠近調節機能の低下、また瞳孔がひらき続けてしまうという報告はありませんでした。
電気生理学上、網膜機能に影響を与えるという報告はありませんでした。
Q. マイオピン点眼薬が選ばれる理由とは?
マイオピン(アトロピン配合)点眼薬は、近視の進行を遅らせるという点で統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている治療法のひとつです。以下の表に現れるように、治療効果が期待できます。
治療効果
Q. 副作用はありますか?
点眼後数時間はまぶしさや視界がぼやけることがありますので、就寝前の点眼をお勧めします。ごくまれに結膜アレルギーが起こる場合がありますが、副作用がほとんどない近視抑制用点眼液と言われています。
Q. どれくらいの治療期間が必要ですか?
効果については個人差がありますが、まず2年間は治療を継続して頂きます。
Q. 視力は回復しますか?
マイオピン点眼薬は近視の進行を防止する治療で、視力を回復する治療ではありません。視力が回復する方も中にはいらっしゃいますが、基本的にこれ以上視力が悪くならないようにするための治療とご理解ください。
Q. オルソケラトロジーと併用できますか?
可能です。診察の際にご相談ください。
Q. メガネやコンタクトレンズと併用できますか?
可能です。診察の際にご相談ください。